教員紹介

重島 晃史

重島 晃史

職名 教授
所属 リハビリテーション学科 理学療法学専攻
担当科目 地域課題研究Ⅰ、地域課題研究Ⅱ、基礎運動学、運動機能学演習、理学療法評価学、発達障害理学療法実習、臨床理学療法技法演習(PBL)、理学療法臨床実習Ⅰ、理学療法臨床実習Ⅱ、理学療法臨床実習Ⅲ、理学療法地域支援実習、応用理学療法学演習、理学療法総合演習Ⅲ

研究テーマ

乳幼児健診における発達検査からひとり歩きや遊び、言語の発達を予測する研究

赤ちゃんは産まれると定期的に自治体が実施する健診に発達のチェックを受けます。理学療法士や作業療法士、言語聴覚士はその健診に参加し、他の医療従事者ともに赤ちゃんや幼児の発達支援に関わっています。そのような中でご家族から「ハイハイしない」「言葉が遅れている」などの相談を受けることがあります。親として子の発達の悩みは大きな関心事であるため、私たちはできる限り安心できるアドバイスを心掛けています。その根拠となる情報を得るために、私たちは健診データから将来的な発達を予測できるデータを検証しています。

児童生徒の運動器障害の実態調査と障害予防に関する研究

最近では、体の運動機能が低下し姿勢や歩き方が悪くなったり、柔軟性やバランス能力、筋力が低下し、学校生活やスポーツ活動に支障をきたす児童や生徒が増えています。私たちはそのような実態を詳細に把握し障害予防を図るために、小学校に訪問して校医や整形外科医、養護教諭の依頼や指導の下、調査研究をしています。

メッセージ

子どもは私たちの未来を担う大切な宝物です。子どもたちが健やかに発育・発達し、社会で生活していくために、理学療法士してどのような支援ができるかを日々探求しています。学生であっても身近で小さなことから地域社会の力になれると思いますので、私たち教職員は大学生活を通して頑張る皆さんを支援していきます。

主な業績

著書

  • 小児理学療法学テキスト 改訂第3版(共著,2018, 南江堂)
  • 小児理学療法学テキスト 改訂第2版(共著,2014, 南江堂)
  • 小児理学療法学テキスト(共著,2010, 南江堂)

論文

  • Reliability, minimal detectable change and measurement errors in knee extension muscle strength measurement using a hand-held dynamometer in young children. Journal of Physical Therapy Science34:614-619,2022(共著)
  • 幼児におけるしゃがみ込み動作の規定要因-年齢および性別,体格,足関節背屈可動域との関係-.理学療法科学37:159-163,2022(共著)
  • 小学生の下肢柔軟性に影響を与える要因の横断的検討.高知リハビリテーション専門職大学紀要3:13-16(共著)

研究発表

  • 小学校での運動器検診における縦断的研究-小学1年時と小学6年時との比較から-.第35回日本臨床整形外科学会学術集会. 2022.7(筆頭演者)
  • 小学生における身体の柔軟性に影響を与える要因の検討.第49回四国理学療法士学会. 2021.10(筆頭演者)
  • 学外での運動活動の有無が柔軟性に与える影響度合いの検討-平成28年度と平成29年度の2時点の調査における比較-. 第48回四国理学療法士学会.2019.11(筆頭演者)

業績詳細

論文

  • 幼児の運動器機能不全検査における事前動作練習の重要性. 理学療法科学37:27-31,2022(共著)
  • 子どものバランス能力-姿勢制御の発達・メカニズムからバランス検査・介入まで-. 高知県理学療法28:25-31, 2021(単著)
  • 学外での運動活動の有無が柔軟性に与える影響度合いの検討-平成28年度と平成29年度の2時点の調査における比較-.四国理学療法士会学会誌42:66-67,2020(共著)
  • 幼児における運動器機能不全の実態調査-平成29年度の調査より-.四国理学療法士会学会誌41:242-243,2019(共著)
  • 学外における運動活動の有無が運動器検診の結果に与える影響-平成28年度運動器検診の調査結果より-.四国理学療法士会学会誌40:176-177,2018(共著)

研究発表

  • 幼児における動作事前学習が運動器機能不全の検査結果に与える影響.第6回日本予防理学療法学会学術大会. 2019.10(筆頭演者)
  • 幼児における運動器機能不全の実態調査-平成29年度調査より-.第47回四国理学療法士学会. 2018.12(筆頭演者)
  • 運動器検診における養護教諭と理学療法士との連携-3年間の取り組みを振り返って-. 第7回日本小児診療多職種研究会.2018.11(筆頭演者)
  • 学外における運動活動と指尖床間距離との関連性-2年間の運動器検診の調査結果の比較-.第5回日本予防理学療法学会学術大会.2017.10(筆頭演者)
  • 学外における運動活動の有無が運動器検診の結果に与える影響-平成28年度運動器検診の調査結果より-.第46回四国理学療法士学会.2017.11(筆頭演者)
  • 幼児におけるしゃがみ込み動作の規定要因.第52回日本理学療法学術大会.2017.5(筆頭演者)
  • 理学療法士における目測精度の検討.第51回日本理学療法学術大会.2016.5(筆頭演者)

学歴・経歴

学歴

2000年(平成12年) 高知リハビリテーション学院理学療法学科 卒業
2000年(平成12年) 佛教大学社会福祉学部社会福祉学科 卒業 学士(社会学)
2009年(平成21年) 信州大学大学院工学系研究科機能高分子学専攻 修了 修士(工学)
2012年(平成24年) 信州大学大学院総合工学系研究科生命機能・ファイバー工学専攻 修了 博士(学術)

その他詳細

資格・免許

2000年(平成12) 理学療法士

所属学会

日本理学療法士協会
日本重症心身障害学会
日本保健科学学会
International Society of Physical and Rehabilitation Medicine