社会貢献・地域連携活動

地域活性化への貢献を目指すリハビリテーションの「知の拠点」

本学が保有する人的・知的・物的資源を活用し、地域社会との連携を深め、地域産業の振興、発展に貢献するために、様々な人との交流や活動を拡大し、実現に向けて取り組んでいます。

地域課題研究Ⅱ

専攻を越えた学生がグループを組み、地域社会が抱える様々な課題の現状を、調査やフィールドワーク等を通して知り、可能であればその解決のための方策までを考える社会で活躍するために必要な「課題解決力」を養う実践型授業です。

 

令和3年12月17日(金)地域課題研究Ⅱ成果発表会が行われました。

【最優秀賞】小学生における睡眠と生活習慣の実態調査-中学年と高学年の比較-

<研究内容>
小学生の生活習慣および睡眠習慣の実態を調査し、中学年と高学年との間で比較検討した。対象はA市内の小学校の小学3年生から6年生の185名を対象とした。高学年は中学年に比べ遅寝遅起きであり、屋外での活動は控えめであった。極度に生活習慣や睡眠習慣が乱れている児童はほとんど認められなかったが、どちらの学年も一定の割合で日中の疲労を感じている児童が存在した。
(担当教員:重島 晃史)学生6名

【優秀賞】土佐市内の路上における転倒発生要因調査-救急出動記録をもとに-

<研究内容>
土佐市消防署管内で発生した路上における転倒事故30件について、救急出動記録より転倒発生状況を分析した。また、大学周辺で発生した転倒11件の道路環境について調査した。転倒した者の年齢(中央値)は、79.5歳で、12~17時台の転倒が半数を占めた。転倒による外傷は、挫創(50%)、骨折(23%)が多かった。道路環境は、73%に傾斜を、82%に凹みを認めた。今後、転倒予防のため、地域で開催される健康教室やリハビリ体操の中で傾斜地や不整地での歩行練習や二重課題による歩行練習の取り組みが重要と思われる。
(担当教員:田頭 勝之)学生6名

【優秀賞】高知県下の重症心身障害者を受け入れている放課後等デイサービスについて-核施設へのアンケート調査より-

<研究内容>
国の放課後デイサービスガイドラインでは基本的な役割のみの提示で、各事業所に支援形態は委ねられている。高知県下の放課後デイサービス事業所11件に我々の作成したアンケート調査を行い、7件(63.6%)回答があった。災害時の対応や感染防止策が不十分であり、保護者同士や地域住民との連携不足を認め、ガイドラインの見直しが急務である
(担当教員:宮川 哲夫)学生5名

  • 放課後等デイサービスの子どもたちと学生の交流-オンラインでのコミュニケーション学習-
    (担当教員:足立 一)学生5名
  • 新型コロナウィルス感染症による幼児の生活変化について
    (担当教員:篠田かおり)学生6名
  • 子どもの遊び場としての土佐市公園の課題-アンケート調査から-
    (担当教員:吉村知佐子)学生5名
  • 精神障害者に対するイメージ調査-若年層と熟年層で違うところは?-
    (担当教員:辻 美和)学生5名
  • 要援護者の津波避難における避難時間及び身体的負担について
    (担当教員:大塚 貴英)学生5名
  • 高齢者の介護予防に対する啓発活動の取り組み-あったかふれあいセンターのパンフレット作成を通して-
    (担当教員:平松真奈美)学生5名
  • なぜ高知県で広まっていないのか、通所型サービスC-事業所へのインタビュー調査より-
    (担当教員:有光 一樹)学生5名
  • 障がい者支援施設における腰痛症の実態調査と今後の課題
    (担当教員:宮﨑登美子)学生6名
  • 地域在住健常成人における股関節外転筋力-年代別の筋力値比較-
    (担当教員:柏 智之)学生6名
  • 高齢者の歩行能力評価システム構築に関する基礎的研究-立位の安定性評価と改善の試み-
    (担当教員:辻 博明)学生5名
  • 地域高齢者の運動習慣と上下肢筋力の関係-健康寿命の延伸にどう関わるかを考える-
    (担当教員:稲岡 忠勝)学生6名
  • Web会議システムを用いた自立高齢者に対する運動・認知機能練習の実施
    (担当教員:光内 梨佐)学生5名
  • Cancer Rehabilitationの啓蒙活動
    (担当教員:明崎 禎輝)学生6名
  • リハビリテーションに対する理解促進-オリジナル動画を用いて-
    (担当教員:石川 裕治)学生5名
  • 土佐市の活性化に対する一提言-観光産業と交流拡大に視点をあてて-
    (担当教員:清岡 学)学生6名
  • 筋支配神経の新たな記憶方法-筋肉の場所が分かれば神経も分かる-
    (担当教員:山崎 裕司)学生6名
  • スポーツ強豪県を目指して-高校生におけるスポーツ大会の成績とスポーツ科学センターの認知度の関係-
    (担当教員:片山 訓博)学生6名

展開科目

土佐地域資源論


高知の様々な文化や産業、近年盛んである観光と地域振興等の実際について学ぶ授業。
実際に高知市の街並みを歩くフィールドワークを行います。

社会的企業論

一般就労でも福祉就労でもない第三の雇用の場である障害者を含めた多様な人々が働くことができる協働型システムである社会的企業について、学びます。

尽誠学園高等学校との連携

尽誠学園高等学校(香川県)と教育連携をおこなっています。
普通科アスリートコース 総合的な探究活動の時間で、以下の目的のもと取り組んでいます。

  • SDGsの理解とアスリートコースの特性を生かした探究活動となる専門的知識を深める
  • 身近な事象を学問的にとらえ、科学的根拠に基づき、学びと競技の専門性を高める
  • 大学の高度な学びに触れ、興味関心の幅を広げ、進路選択の一助とする

社会貢献

主な活動

乳幼児健診
子ども発達支援相談
運動器健診
競技会委員など 詳しくは一覧をご覧ください。

令和3年度社会貢献一覧

ボランティア活動


地域に根差した大学として地域社会の発展に貢献できるようボランティア活動を推進します。学外の施設や団体、地域等から協力依頼も多いので、学生生活に合った分野で、自分が求められていることを相手の立場になって考え、活動しましょう。

活動内容


2021年11月13日 ものづくり総合技術展 レザークラフト体験(作業療法学専攻学生14名 教員1名)

アンプティサッカー

本学の教員が代表をつとめ、社会とつながる機会、人と人とのつながりを広めていく活動をしています。

TEAMS NAME  Bonitos Kochi(ボニートス高知)

  • LOCATION
    高知県
  • ESTABLISHMENT(設立年月日)
    2021年7月設立
  • REPRESENTATIVE(代表者氏名)
    足立 一(高知リハビリテーション専門職大学作業療法学専攻准教授)
  • CONTACT
    e-mail: bonitoskochi2021@gmail.com
    Facebook:https://www.facebook.com/profile.php?id=100072092272394
    Twitter:https://twitter.com/bonitoskochi
  • PROFILE
    四国初のアンプティサッカーチームとして誕生しました。
    障がいの有無に関わらず、アンプティサッカーを使って、集った仲間と共に、共生社会の実現を目指し、このチームに関わり繋がる皆様と、他では体験できない価値づくりをしていく場として運営をしていきます。
    障がいのある方はもちろん、どんな方でもアンプティサッカーを使ってもらい、運動機会を作ることや社会と繋がる日膣のきっかけとしての機能を果たすことができると考えています。
    アンプティサッカーを使って、皆さん遊んでください。
    アンプティサッカーをプレーして、みんなでつながりましょう。
    アンプティサッカーを通じて、社会をより良くするきっかけをつくっていきましょう。
    このチームに関わる全ての方々と手を取り、高知の未来を一緒に創っていきましょう。

イベント開催

  • 西日本アンプティサッカー交流会
    日時:2021年11月21日(日)
    会場:⼟佐⻄南⼤規模公園サッカー場

  • インクルーシブフットボールファスティバル
    日時:2022年7月2日(土)
    会場:高知市東部総合運動場多目的ドーム (しらさぎドーム)
  • アンプティサッカー交流ゲーム会日時:2022年7月3日(日)
    会場:春野総合運動公園 屋内運動場(人工芝)
    四国Jリーグコラボ企画
    日時:8月27日(土)・8月28日(日)・9月4日(日)・10月2日(日)11月6日(日)予定



図書館

高知リハビリテーション専門職大学図書館は、リハビリテーションを中心とした医学書及び一般書を所蔵しています。所蔵資料は約3万3千冊です。
どなたでもご利用になれます。開館案内、利用案内、蔵書検索が行えます。

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