社会貢献・地域連携活動

地域活性化への貢献を目指すリハビリテーションの「知の拠点」

本学が保有する人的・知的・物的資源を活用し、地域社会との連携を深め、地域産業の振興、発展に貢献するために、様々な人との交流や活動を拡大し、実現に向けて取り組んでいます。

地域課題研究Ⅱ

専攻を越えた学生がグループを組み、地域社会が抱える様々な課題の現状を、調査やフィールドワーク等を通して知り、可能であればその解決のための方策までを考える社会で活躍するために必要な「課題解決力」を養う実践型授業です。

 

令和4年12月19日(月)地域課題研究Ⅱ成果発表会が行われました。

【最優秀賞】小学生の自己肯定感に影響を与える要因の検討

<研究内容>
小学校の高学年の児童を対象にアンケート調査を実施し、自己肯定感に影響を与える要因について検討した。対象はA市内小学校小学5・6年生の99名を対象とした。結果、スコアからは性差や学年差はなく、自分自身のことを肯定的にとらえているとは言えない結果であった。小学生にとって親や先生との関わりは自己肯定感を高める上では友人関係より重要であることが推察されたので、家族との会話や、教師が児童に期待して関わったりすることが自己肯定感を高めることにつながると思われる。
(担当教員:重島晃史)学生6名

【優秀賞】小学生の外遊びに関する調査

<研究内容>
小学校3・4年生と大学3年生を対象に外遊びに関するアンケート調査を実施し、2010年代と2020年代を比較した。対象は土佐市内の小学校3・4年生146名と本大学3年次生135名を対象とした。
結果、2010 年代に比べて現在は、普段小人数で遊んでいる傾向にあった。要因として、コロナウイルス感染症による制限、少子化、屋内遊びの多様化による遊び方の変化が考えられる。また、様々な理由により公園の遊具が減少していること、遊び場の規制など、子供たちの遊び方に制限が見られていることも一因と考えられる。
(担当教員:篠田かおり)学生5名

【優秀賞】知っちゅうが?こじゃんと危ない避難経路 ~災害に備えた避難マップ作成(船越団地編)~

<研究内容>
今後発生が予測される災害に備え、災害発生前に避難経路の環境を把握しておくことが、安全な避難に繋がると考え、避難経路の危険箇所の調査と避難マップの作成を行った。
調査場所は、土佐市船越団地内の集合住宅から避難場所である船越団地集会所及び、高知リハビリテーション専門職大学までの避難経路とした。結果、避難経路には多くの危険箇所があることが明らかとなった。今後、地域在住高齢者のより安全な避難のために、各地区の避難マップを作成し、地域住民へ啓発することが重要と考える。
(担当教員:田頭勝之)学生5名

  • 南海トラフ地震における災害避難に関するアンケート調査
    (担当教員:大塚 貴英)学生5名
  • 等尺性股関節外転筋力測定の工夫 -固定具を使用した改良法の検討-
    (担当教員:柏 智之)学生名
  • 図書館から始まるコミュニケーションと地域の輪
    (担当教員:武内 和弘)学生4名
  • なんで避難しとうないが? ~土佐市高齢者への半構成的インタビュー~
    (担当教員:石元 美知子)学生6名
  • 障がい者スポーツの現状と未来 
    (担当教員:足立 一)学生5名
  • サッカー選手のパフォーマンス向上の実現に向けて
    (担当教員:片山 訓博)学生4名
  • 高齢者における注意機能(選択判断)能力について
    (担当教員:稲岡 忠勝)学生6名
  • 地域介護予防活動に関わる専門職種、高齢者が高知リハ大生に望んでいること
    (担当教員:光内 梨佐)学生6名
  • 児童発達支援事業所でのシーティングにおける姿勢保持能力の向上 ~21トリソミー児への介入~ 
    (担当教員:岩﨑 洋、濱田 和範、稲田 勤)学生6名
  • 音響式信号機の認知について 学生アンケートと当事者インタビューからの一考察
    (担当教員:吉村 知佐子)学生6名
  • 土佐市における高齢者の外出手段と行動範囲 ~住民へのアンケート調査より~
    (担当教員:平松 真奈美)学生5名
  • 我々ができるがん教育の可能性 
    (担当教員::明崎 禎輝)学生6名
  • 本学の避難所としての現状 〜備蓄と役割〜
    (担当教員:石川 裕治)学生5名
  • 地域における認知症の人へのイメージについて〜アンケート調査より〜
    (担当教員:辻 美和)学生6名
  • 学生による避難所運営支援組織の必要性について 
    (担当教員:辻 博明)学生4名
  • 土佐市の公共施設のバリアフリー状況について
    (担当教員:清岡 学)学生6名
  • 通所型サービスCの卒業後の課題について 〜ポールウォーキングの検証〜
    (担当教員:有光 一樹)学生5名
  • 腰痛予防対策パンフレットの作成 ―障がい者支援施設職員対象としてー
    (担当教員:宮﨑 登美子)学生6名

展開科目

土佐地域資源論


高知の様々な文化や産業、近年盛んである観光と地域振興等の実際について学ぶ授業。
実際に高知市の街並みを歩くフィールドワークを行います。

社会的企業論

一般就労でも福祉就労でもない第三の雇用の場である障害者を含めた多様な人々が働くことができる協働型システムである社会的企業について、学びます。

尽誠学園高等学校との連携

尽誠学園高等学校(香川県)と教育連携をおこなっています。
普通科アスリートコース 総合的な探究活動の時間で、以下の目的のもと取り組んでいます。

  • SDGsの理解とアスリートコースの特性を生かした探究活動となる専門的知識を深める
  • 身近な事象を学問的にとらえ、科学的根拠に基づき、学びと競技の専門性を高める
  • 大学の高度な学びに触れ、興味関心の幅を広げ、進路選択の一助とする

社会貢献

主な活動

乳幼児健診
子ども発達支援相談
運動器健診
競技会委員など 詳しくは一覧をご覧ください。

令和3年度社会貢献一覧

ボランティア活動


地域に根差した大学として地域社会の発展に貢献できるようボランティア活動を推進します。学外の施設や団体、地域等から協力依頼も多いので、学生生活に合った分野で、自分が求められていることを相手の立場になって考え、活動しましょう。

活動内容


2021年11月13日 ものづくり総合技術展 レザークラフト体験(作業療法学専攻学生14名 教員1名)

アンプティサッカー

本学の教員が代表をつとめ、社会とつながる機会、人と人とのつながりを広めていく活動をしています。

TEAMS NAME  Bonitos Kochi(ボニートス高知)

  • LOCATION
    高知県
  • ESTABLISHMENT(設立年月日)
    2021年7月設立
  • REPRESENTATIVE(代表者氏名)
    足立 一(高知リハビリテーション専門職大学作業療法学専攻准教授)
  • CONTACT
    e-mail: bonitoskochi2021@gmail.com
    Facebook:https://www.facebook.com/profile.php?id=100072092272394
    Twitter:https://twitter.com/bonitoskochi
  • PROFILE
    四国初のアンプティサッカーチームとして誕生しました。
    障がいの有無に関わらず、アンプティサッカーを使って、集った仲間と共に、共生社会の実現を目指し、このチームに関わり繋がる皆様と、他では体験できない価値づくりをしていく場として運営をしていきます。
    障がいのある方はもちろん、どんな方でもアンプティサッカーを使ってもらい、運動機会を作ることや社会と繋がる日膣のきっかけとしての機能を果たすことができると考えています。
    アンプティサッカーを使って、皆さん遊んでください。
    アンプティサッカーをプレーして、みんなでつながりましょう。
    アンプティサッカーを通じて、社会をより良くするきっかけをつくっていきましょう。
    このチームに関わる全ての方々と手を取り、高知の未来を一緒に創っていきましょう。

イベント開催

  • 西日本アンプティサッカー交流会
    日時:2021年11月21日(日)
    会場:⼟佐⻄南⼤規模公園サッカー場

  • インクルーシブフットボールファスティバル
    日時:2022年7月2日(土)
    会場:高知市東部総合運動場多目的ドーム (しらさぎドーム)
  • アンプティサッカー交流ゲーム会日時:2022年7月3日(日)
    会場:春野総合運動公園 屋内運動場(人工芝)
    四国Jリーグコラボ企画
    日時:8月27日(土)・8月28日(日)・9月4日(日)・10月2日(日)11月6日(日)予定



図書館

高知リハビリテーション専門職大学図書館は、リハビリテーションを中心とした医学書及び一般書を所蔵しています。所蔵資料は約3万3千冊です。
どなたでもご利用になれます。開館案内、利用案内、蔵書検索が行えます。

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