教員紹介

上松 智幸

上松 智幸

職名 助教
所属 リハビリテーション学科 言語聴覚学専攻
担当科目 嚥下障害学実習、運動障害性構音障害学実習、吃音学、発声発語・嚥下障害評価実習、言語聴覚療法技術実習Ⅳ(発声発語・嚥下障害)、言語聴覚療法セミナーⅠ、言語聴覚療法臨床実習Ⅰ、言語聴覚療法臨床実習Ⅱ、言語聴覚療法臨床実習Ⅲ、言語聴覚療法地域支援実習、応用言語聴覚学演習、言語聴覚療法総合演習Ⅱ

研究テーマ

成人を対象とした言語聴覚療法における研究


主には摂食嚥下障害領域について、機能回復の予後に関連する様々な要因を見つけることや効果的な訓練方法に関する研究を行っています。その他にも、運動障害性構音障害領域において、自主的に行える評価ツールの検討、失語・高次脳機能障害領域において、ニューロリハビリテーションの効果検討、各症状の解析などを行っています。

メッセージ

言語聴覚士が関わる領域には、まだまだ解明されていないことがたくさんあります。わからないことを〝考える〟ことや〝学ぶ〟ことはとても難しいですが、その分、大きな楽しさがあります。その楽しさを一緒に感じられたらと思っています。

主な業績

論文

  • 息こらえ嚥下および強い息こらえ嚥下法での舌骨上筋・下筋群の筋活動量と筋疲労.言語聴覚研究19-2:141-150,2022(筆頭共著)
  • 自動音声認識を用いた単音節明瞭度評価の検討. 保健医療学13:16-22,2022(共著)
  • 認知症予防に関する動向とリハビリテーション.高知リハビリテーション専門職大学紀要4:1-10.2022(共著)

研究発表

  • 舌挙上における運動強度を高めるための工夫-表面筋電図を用いての検討-. 第24回高知県言語聴覚学会.2021.3(筆頭演者)
  • 介護医療院における摂食嚥下障害者の摂食状況の調査. 第26・27回日本摂食嚥下リハビリテーション学会.2021.8(筆頭演者)
  • 高齢者における舌挙上運動での最大筋力発揮に関する試み.第28回日本摂食嚥下リハビリテーション学会.2022.9(筆頭演者)

業績詳細

論文

  • 自閉症に対するソーシャルスキルトレーニングの有効性-学校との連携により訓練内容を実践できた1症例の経過-.言語発達障害研究12:13-21,2014(筆頭共著)

研究発表

  • 息こらえ嚥下および強い息こらえ嚥下法での舌骨上筋・下筋群の筋活動量と筋疲労.第23回日本言語聴覚学会.2022.6(筆頭演者)
  • 脳梁梗塞により失構音を呈した一症例.第23回日本言語聴覚学会.2022.6(共同演者)
  • 失構音を呈した1例の音の誤りに対する運動学習の影響について.第45回日本高次脳機能障害学会.2021.12(筆頭演者)
  • オイゲノールによる言語性学習記憶への効果検証.第45回日本高次脳機能障害学会.2021.12(共同演者)
  • 舌挙上における運動強度を高めるための工夫-表面筋電図を用いての検討-.第24回高知県言語聴覚学会.2020.3(筆頭演者)
  • 失構音を呈した一症例での音声符号化過程に関わる因子の検討.第24回高知県言語聴覚学会.2020.3(共同演者)
  • 臨床見学実習の自宅学習時間について.全国リハビリテーション学校協会第32回教育研究大会・教員研修会.2019.8(共同演者)
  • 身体機能と嚥下機能の向上に相違がみられた廃用症候群の一例-経過から抽出した種々の要因と問題点の分析-.第23回高知県言語聴覚学会.2019.1(共同演者)
  • 視床病変にて失書症状を呈した一症例.第23回高知県言語聴覚学会.2019.1(共同演者)
  • 音韻操作障害と失構音を呈した一例.第19回日本言語聴覚学会.2018.6(筆頭演者)
  • 自動車運転再開を目指し介入した軽度左USNを呈した一例-当院で行った受動的注意に着目した取り組み内容と今後の課題について-.第22回高知県言語聴覚学会.2018.2(共同演者)
  • 両側被殻出血により重度嚥下障害を呈した一例-舌筋力強化訓練及び姿勢コントロールに基づいたアプローチ-.第22回高知県言語聴覚学会.2018.2(共同演者)
  • 感覚性失語に改善がみられるも失行の長期的残存がみられた一例-経過から読み取る症状の回復・残存の要因についての検討-.第21回高知県言語聴覚学会.2017.1(共同演者)
  • 机上課題と日常生活に解離がみられた重度失語症例-前頭葉機能障害が言語機能の回復に及ぼす影響-.第21回高知県言語聴覚学会.2017.1(共同演者)
  • ASD2症例の音声言語表出の発達の比較-機能的な言語使用が可能となる要因について-.第30回言語発達障害研究会.2016.12(筆頭演者)
  • 意味性認知症患者に対するメタ認知方略訓練および環境調整による経過-アウェアネスの段階に応じた介入-.第20回高知県言語聴覚学会.2016.2(筆頭演者)
  • 右脳梁及び前頭葉内側面梗塞により発声失行様症状を呈した症例.第20回高知県言語聴覚学会.2016.2(共同演者)
  • 嚥下障害患者に対するスクリーニングテストの比較-MASAの試験的導入-.第19回高知県言語聴覚学会.2015.1(共同演者)
  • 認知リハビリテーションを試みた左半側空間無視・前頭葉機能障害患者の経過.第19回高知県言語聴覚学会.2015.1(共同演者)
  • 目的のスキル獲得が引き起こした新たな問題-ASD児一症例に対するSSTの経過より-.第15回日本言語聴覚学会.2014.6(筆頭演者)
  • 〝読み〟において文章の区切りに困難さを示した失語症1症例の経過.第18回高知県言語聴覚学会.2014.2(共同演者)
  • 自閉症スペクトラム1症例のSSTの経過-状況理解とアサーションの関係-.第27回言語発達障害研究会.2013.11(筆頭演者)
  • 自閉症に対するソーシャルスキルトレーニングの有効性-学校との連携により訓練内容を実践できた1症例の経過-.第26回言語発達障害研究会.2012.2(筆頭演者)

学歴・経歴

学歴

2010年(平成22年) 高知リハビリテーション学院言語療法学科 卒業
2021年(令和3年) 高知大学大学院総合人間自然科学研究科医科学専攻 修士課程 終了(医科学)
2021年(令和3年) 高知大学大学院総合人間自然科学研究科医学専攻 博士課程 入学

その他詳細

資格・免許

2010年(平成22年) 言語聴覚士
2021年(令和3年) 認定言語聴覚士(失語・高次脳機能障害領域)
2022年(令和4年) 臨床神経心理士
2023年(令和5年) 日本摂食嚥下リハビリテーション学会認定士