「セクシュアル・ハラスメント」(以下「セクハラ」という)は、性的な言動または固定的な性別役割の押し付けなどによって、他の者に肉体的・精神的な苦痛や不利益や不快感を与えることです。
また、同性間における「セクハラ」やストーキング行為および相手の意に反するその他の性別言動(性的指向や性自認に対するハラスメントなど)も含まれます。
「セクハラ」であるかどうかは、「セクハラのつもりではなかった」といった行為者の認識によるものではありません。
【性的な内容の発言の具体例】
- 講義中に教員が卑猥な冗談をいう。
- セクシュアル・マイノリティをからかう。
- 「男なんだから」「女らしく」など、職場や教室で性別役割意識に基づく発言をする。
- 相手が嫌がることをSNS上に書き込む。
- 人格を傷つけかねない噂や性的風評を流す。
- 恋愛経験や性体験などについて、質問をする。
【性的な内容の行動の具体例】
- 断られてもしつこく連絡をしたり、交際を迫る。
- 理由をつけて二人きりになりたがる。
- 特定の人のみを合宿やコンパに誘う。
- 一方的に相手の身体に接触する。常識の範囲を超えて接近する。
- 卑猥な写真や絵をみせる。
※なお、上記はあくまでも一例であり、これに合致しなければセクハラにならない、ということを意味するものではありません。