石黒 友康
職名 | 教授(副学長・学科長) |
---|---|
所属 | リハビリテーション学科 理学療法学専攻 |
担当科目 | リハビリテーション概論、理学療法概論、内部障害理学療法学実習、理学療法臨床実習Ⅰ、理学療法臨床実習Ⅱ、理学療法臨床実習Ⅲ、理学療法地域支援実習、応用理学療法学演習 |
研究テーマ
糖尿病は運動器の障害である
糖尿病患者は高血糖を示す病気ですが、その本体は網膜症、腎症、神経障害といった血管合併症が大きな問題となります。特に糖尿病神経障害は単に感覚異常にとどまらず、筋力やバランス異常を引き起こすことから、糖尿病は「運動器の障害」とも考えられます。現在は、特に糖尿病神経障害が関節位置覚に影響を及ぼすかについて調べています。メッセージ
理学療法の対象者は様々です。特に最近は一人の対象者がいくつもの病気や障害を持っていることがしばしばです。膝が悪い方が同時に高血圧症であったり、脳血管障害の方が心筋梗塞だったりと、様々なところに目配りが必要になります。
「何か変だな、いつもと違うな」という安全への配慮ができる知識と対応する力を本学で培いましょう。
主な業績
著書
- わかる!できる!心臓リハビリテーションQ&A(共著,2018,医歯薬出版)
- 糖尿病の薬学管理必携(共著, 2017, じほう)
- 理学療法士のためのわかったつもり?!の糖尿病知識Q&A(共著,2016, 医歯薬出版)
論文
- Physiotherapists’ experience of using the abbreviated diagnostic criteria for diabetic and non‐diabetic patients .Journal of allied health sciences 13:49-53,2022(筆頭著者)
- Intraocular Pressure Fluctuation during Aerobic Exercise at Different Exercise Intensities.Healthcare 10:1196-1202,2022(共著)
- Reliability of measuring the circumference, surface area, and volume of a body part or an object using a three-dimensional scanner.Journal of allied health sciences 12:1-7,2021(共著)
研究発表
- 傾向スコアマッチング法で分類した運動介入群と非介入群の身体組成の特徴.第67回日本糖尿病学会年次学術集会.2024.5(共同演者)
- 高齢者糖尿病患者における階段昇降の困難感についての検討. 第8回日本糖尿病理学療法学会学術大会 . 2022.9(共同演者)
- 歩行時の苦痛に対して患者の嗜好を取り入れた歩行訓練により修正Borg Scaleが改善した1症例. 第27回千葉県理学療法士学会.2022.9(共同演者)
業績詳細
著書
- 今日の理学療法指針(共著,2015,医学書院)
- 糖尿病の理学療法(共著,2015,メジカルビュー社)
- 標準理学療法学 専門分野 PT 内部障害(共著,2013,医学書院)
- 訪問リハ危険予知トレーニング(共著,2012,医歯薬出版)
- 在宅・訪問リハビリテーションリスク管理実践テキスト(共著,2012,ヌンク)
- エビデンスに基づく理学療法(共著,2008,医歯薬出版)
- 評価から治療手技の選択 考える理学療法 内部障害編(共著,2008,文光堂)
- 脳卒中・片麻痺理学療法マニュアル(共著,2007,文光堂)
- 理学療法学事典(共著,2006,医学書院)
- 理学療法リスク管理マニュアル(共著,2005,三輪書店)
- 環境と理学療法(共著,2004,医歯薬出版)
- 内部障害系理学療法実践マニュアル(共著,2004,文光堂)
- 糖尿病ケアの知恵袋(共著,2004,医学書院)
- 理学療法チェックリスト(共著,2003,三輪書店)
- 日本糖尿病療養指導士受験ガイドブック2000~2003(共著,2000~2003,メジカルビュー社)
- 理学療法ハンドブック 第1巻 改訂第3版(共著,2000,協同医書出版社)
- 早期リハビリテーションマニュアル(共著,1995,三輪書店)
論文
- Effect of the use of passive body trunk exercise equipment on oxygen consumption and self‐efficacy for carrying out exercise in patients with type 2 diabetes. Journal of diabetes investigation11:1265-1271,2020(共著)
- 理学療法士が行う糖尿病患者に対するフットケアの提案-糖尿病患者の足部関節可動域制限に関する検討から-.プラクティス34:672-677,2017(筆頭著者)
研究発表
- 低体重2型糖尿病患者に対する理学療法士および管理栄養士との連携が筋量維持を伴う運動機能向上につながった一症例 .日本糖尿病理学療法学会第6回症例報告学術集会.2021.3(共同演者)
- 2型糖尿病患者の運動療法における他動式体幹運動機器に関する有効性の検証. 第63回日本糖尿病学会年次学術集会.2020.10(共同演者)
- 糖尿病チーム医療の問題点~理学療法士の立場から~.2019年度チーム医療推進学会.2020.2(共同演者)
受賞
- 2015年(平成27年) 日本理学療法士会 協会賞(成果分野)
- 2016年(平成28年) 日本糖尿病協会 Award for Excellent Diabetes Educator in Physical therapist
学歴・経歴
学歴
1979年( 昭和54年) | 高知リハビリテーション学院理学療法学科 卒業 |
1987年(昭和62年) | 東洋大学社会学部Ⅱ部社会学部社会学科卒業(社会学学士) |
2000年(平成12年) | 昭和大学医学部リハビリテーション診療科特別研究生 |
2003年(平成15年) | 昭和大学医学部リハビリテーション診療科特別研究生修了 博士(医学)乙2380 |
職歴
1979年(昭和54年) | 農協共済中伊豆リハビリテーションセンター リハビリテーション部 |
1983年(昭和58年) | 聖マリアンナ医科大学病院 リハビリテーション部(昭和62年8月まで) |
1987年(昭和62年) | 聖マリアンナ医科大学東横病院 リハビリテーション部 |
2003年(平成15年) | 聖マリアンナ医科大学病院 リハビリテーション部 |
2006年(平成18年) | 健康科学大学 健康学部理学療法学科 |
2007年(平成19年) | 健康科学大学 理学療法学科学科長(平成28年8月まで) |
2011年(平成23年) | 健康科学大学 健康学部学部長(平成28年3月まで) |
2017年(平成29年) | 東都医療大学 幕張ヒューマンケア学部理学療法学科設置準備室 |
2019年(平成31年 令和元年) | 東都大学(東都医療大学改称)幕張ヒューマンケア学部理学療法学科 |
2024年(令和6年) | 高知リハビリテーション専門職大学 副学長、リハビリテーション学科長 |
その他詳細
資格・免許
1979年(昭和54年) | 理学療法士 |
2000年(平成12年) | 日本糖尿病療養指導士 |
所属学会
日本糖尿病理学療法学会
日本糖尿病学会
日本糖尿病合併症学会
社会における活動
1999年(平成11年)〜2024年(令和6年) | 日本糖尿病療養指導士認定機構 受験ハンドブック編集委員 試験委員、認定委員 |
2000年(平成12年)〜現在 | 日本理学療法士学会 専門理学療法士(内部障害系) |
2000年(平成12年)〜2015年(平成27年) | 日本病態栄養学会 評議員 |
2002年(平成14年)~現在 | 神奈川県糖尿病療養指導研究会 幹事 |
2009年(平成21年) | 日本理学療法士会内部障害部会理学療法ガイドライン作成委員会委員 |
2013年(平成25年)〜現在 | 日本糖尿病理学療法学会 幹事 |
2016年(平成28年) | 日本糖尿病理学療法学会 第3回症例検討学会学会長 |