困っている人を助けることやお世話をすることが好きで、医療職の母親の仕事に憧れを感じていました。しかし具体的な将来への計画はあまりなく、将来家族の助けになればいいな、という感覚でした。作業療法士を目指したのは、病院の治療だけでなく、実際に「作業」しながら支援し、一緒に回復に向けて取り組んでいけるところが、自分のやりたいことだったからです。

高知リハ大を選んだ理由は、高知リハビリテーション学院（前身校）卒業生である知り合いの方や両親からの勧めが一番の理由です。また、オープンキャンパスで実際に体験し、道具や器具、設備が揃っていて、体で覚える派の僕にあっていると思いました。さらに、在学生から話を聞いたことで期待が膨らみ、また大学の学士が就職に有利に働くこと、地域との協力や交流があり将来地元で働く際に活用出来る知識を得ることや経験ができると感じたためです。

入学後まず初めに感じたことは、一日のスケジュール管理が大変なことです。選択科目によって講義がない時間があるので空いた枠をどう活用するかなど初めのころは戸惑いました。

今では、同じ専攻の友達はもちろん、別の専攻の友達とも話したり、図書館で勉強したりしています。1年前期の科目では、「基礎作業学実習」で、もの作りを通してコミュニケーション能力を身につけるとともに、対象者の方へ支援を行うことを想定して、指導者側を実際に体験できることが印象に残りました。

地元の病院で作業療法士として、作業療法を必要としている方々を含め、地域で暮らす方々が自分らしく生活できるよう支援していきたいと思っています。日本が抱える問題の一つである高齢化社会に伴う地域の過疎化が目立ちます。若い人材として尽力していきたいと考えています。